ROAD TO UC / CHAPTER 05

Creating Flow in Your PIQ

CohesivenessとSmooth Transition

原本 p.55–60

Chapter 5 の扉

この章では、エッセイの読みやすさを左右するCohesivenessとSmooth Transitionの考え方を整理します。

Cohesivenessは、IntroductionからConclusionまで一貫した軸でストーリーを展開することだと理解し、内容がブレないエッセイの作り方を学びます。

Smooth Transitionは、段落同士のつながりを自然にする技術だと押さえ、接続語の使い方や前段落の要素を次段落につなぐ工夫によって、読者が迷わず読める流れを作ることを目指します。

原本 p.56

CohesivenessとSmooth Transitionとは?

PIQで読み手に伝わるエッセイを書くためには、内容の良さだけでなく「文章のつながり」が重要です。ここでは、読みやすいエッセイを作るための2つの要素です。

  • Cohesiveness
  • Smooth Transition

Cohesivenessはエッセイ全体の一貫性を支える核となる要素であり、読み手にストーリーとして筋の通った印象を与えるために欠かせない最重要な要素です。また、PIQでは段落ごとに話が飛びやすいため、Cohesivenessを崩さずに伝えるにはSmooth Transitionを意識し、段落同士を自然につなげることで読み手が迷わず最後まで追える文章にすることができます。

Cohesivenessとは何か

Cohesivenessは一貫性のことです。IntroductionからConclusionまで、テーマや主張、ストーリーの軸がブレずに繋がっている状態を指します。PIQでは短い文字数の中で複数の情報を入れたくなるため、知らないうちに話が飛びやすくなります。その結果、読者が「結局この人は何を伝えたいのか」を見失うことがあります。CohesivenessがあるPIQは、読者が最後まで読んだときに、冒頭で提示された関心や価値観が自然に結論へ繋がり、ストーリーとして納得できる形になっています。

原本 p.57

Smooth Transition とは何か

Smooth Transitionは、段落と段落がスムーズに繋がっている状態です。コミカレのEnglishの授業で「段落の最後」と「次の段落の最初」を繋げる重要性を言われた人も多いと思いますが、PIQでも同じです。PIQで起こりがちなのは、段落ごとに話題が切り替わり、読者が「急に話が変わった」と感じてしまうことです。そうなると、内容が良くても読みにくくなり、伝わり方が弱くなります。Smooth Transitionは、その段落移動を自然にし、読者の頭の中でストーリーが切れないようにするための技術です。

Smooth Transition を作る方法は2つ

Smooth Transitionには大きく2つの方法があります。どちらもPIQで再現しやすく、すぐに使える方法です。

  1. 段落冒頭に接続語や時間表現を置き、前段落との関係を示す。
  2. 前段落の最後のキーワードと、次段落の最初のキーワードを揃える(同じ単語、または近い意味の言い換え)。

この2つを使うだけで、段落同士のつながりは劇的に改善します。

原本 p.58

Smooth Transition を作る方法①

段落冒頭に接続語や時間表現を置く

段落の最初に、前段落との関係が分かる言葉を置きます。これだけで読者は「今から話がどう繋がるのか」を理解した状態で読み進められます。例えば次のようなものです。

接続語

  • Therefore
  • However
  • Although
  • Also
  • Moreover
  • For example

時間表現

  • In the future
  • A few years later

目的を示す表現

  • To create such an environment
  • To learn from them

ポイントは、段落冒頭の一言で「前段落とどう繋がるか」を読者に示すことです。これを省くと、段落が変わった瞬間に読者の頭が止まり、「急に話が変わった」と感じさせやすくなります。まずはこの方法だけでも必ず入れる意識を持つと、PIQの読みやすさが一段上がります。

原本 p.59

Smooth Transition を作る方法②

段落の最後と次段落の最初でキーワードを揃える

これは上級編ですが、文字数を増やさずに自然な繋がりを作れる強い方法です。やり方はシンプルで、前段落の最後で出した重要語を、次の段落の最初で再登場させるだけです。同じ単語を使ってもいいし、意味が近い言い換えを使っても構いません。言い換えを使うことで、文章が単調にならず、かつ繋がりも強くなります。

Example 1

例えば、上記のエッセイの1段落目の最後でBusinessやpeople with diverse skillsの話をした場合、2段落目の最初でbusiness managementやtalented entrepreneursのように言い換えて繋げることができます。内容は同じ方向を向いたまま、言葉を変えているので、読者は自然に「次の段落は前の続きだ」と理解できます。

原本 p.60

Example 2

同様に、2段落目の最後でmanagement skillsに言及したなら、3段落目の最初でもmanagementという言葉をもう一度使う、という形で繋げるとスムーズになります。

さらに応用として、ある段落の最後でI learned from themと書いた場合、次の段落の冒頭でlearn from teammatesのように言い換えて繋げるのも効果的です。単語を完全に一致させる必要はありません。「同じ意味の流れが続いている」と読者が感じられれば成功です。

本文は教材のPDFから移したものです。図や文字の配置は「原本を見る」または全文PDFで確認できます。