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UC課外活動欄の書き方|動詞から伝える行動と成果、Haasの4DLP

UCのActivities & Awardsで、役職名だけでは伝わらない自分の行動をどう書くかや、」Haasの4DLPを振り返りの視点に、動詞で始める英文の型、活動ごとの伝え分け、350文字以内の例を紹介、解説します。

書き始める前に

例えば、「部長を務めた」で終わらせず、自分が何を変え、誰にどう関わったかまで書きましょう。活動ごとに伝えたい側面を一つ決めると、短い欄でも経験を具体的に伝えやすくなります。

01 UCの欄で求められること

この記事は、カリフォルニアのコミュニティカレッジからUCへ編入する出願者を主な対象にしています。UC公式のFall 2027編入向け資料では、Activities & Awardsは5カテゴリー・合計最大20件。全カテゴリーを埋める必要はありません。量よりも質が重視されます。

カテゴリー整理するときの視点
Award or honor受賞・表彰。何を評価され、受賞に向けて何をしたか。
Educational preparation program学業や進学準備を支えるプログラム。何に取り組んだか。
Extracurricular activityクラブ、スポーツ、創作、自主プロジェクトなど。
Volunteer / community service無償の地域活動や支援。誰に何を提供したか。
Work experienceアルバイト・仕事の経験。担当した業務や責任。

公式資料は、団体の説明だけでなく、自分の役割・責任・達成したことを書くよう案内しています。家庭での世話や責任も見落とさないこと、同じ活動を複数カテゴリーに重複登録しないことも示されています。活動の種類に優劣はなく、件数より関わりの質が大切です。

出典:UC公式・編入出願資料 pp.46–48(Fall 2027)

350 wordsではなく、350 characters

同資料p.47の「Extracurricular activity」の “What did you do?” は350文字。英語のスペースや句読点も文字数に含めて準備します。ただし、選んだカテゴリーによって質問・入力欄は変わります。団体の説明、受賞の選考基準、参加時期、時間などは、実際に表示された各欄に分けて回答してください。すべての欄を350文字と考えないようにしましょう。

UC公式Fall 2027編入出願資料の課外活動入力画面。What did you do?は350文字、参加時期と活動時間は別欄。
UC公式・Fall 2027編入出願資料 p.47。役割・責任・達成を説明する欄の見本。画像を押すと拡大できます。

02 活動ごとに伝える側面を決める

最初から英語にせず、「この活動から読み手に何を理解してほしいか」を一行で書きます。例えば、改善する力、他者と進める姿勢、学び続ける力、継続して責任を果たす姿勢。主軸を一つに絞り、その根拠になる行動を二つほど選びます。

別の強みが自然に伝わるのは問題ありません。無理に活動をばらばらの人物像へ割り振る必要もありません。

活動主に伝える側面残す事実
学生団体の運営課題を見つけ、仕組みを改善する力聞き取り → 手順の変更 → 運営上の変化
グループ発表意見を受け止めて協働する姿勢誰の提案をどう採用し、役割を調整したか
自主研究・学習学んだことを試して修正する力学習内容 → 試作 → 改善
アルバイト・家庭での役割継続して責任を果たす姿勢担当範囲、頻度、正確さを保つ工夫

全活動が「Led a team」で始まると、違う経験でも同じ説明に見えます。役職ではなく、その活動でしか書けない場面を選ぶと伝え分けができます。

03 Haasの4DLPをどう使うか

Berkeley Haasは学部の入学案内でも、4つのDefining Leadership Principlesを体現する出願者を求めると説明しています。4DLPは経験を振り返る視点になりますが、活動ごとに4原則をすべて書く公式ルールや、各原則の配点が示されているわけではありません。

出典:Haas Undergraduate Admissions / Haas Our Culture

原則振り返る問い記述に残す行動
Question the Status Quo従来のやり方にどんな課題を見つけたか。原因を調べ、提案や試行を通じて仕組みを変えた行動。
Confidence Without Attitude根拠を持って動きつつ、誰の意見に耳を傾けたか。他者の提案を取り入れた調整や、協働の具体例。
Students Always自分の不足を認め、何を学び直したか。助言や学習を受けて、方法を修正した過程。
Beyond Yourself自分以外の誰に、どんな責任を持ったか。相手の必要を確かめ、継続して役立つ形にした行動。

「I embodied Beyond Yourself」のように原則名を自己評価として書くより、その姿勢が伝わる事実を選びます。

04 動詞から始める英文の型

Action verb + 自分がしたこと + 方法・対象 + 結果/目的

Coordinated … / Designed … / Analyzed … のように、IやWeを省いて行動から入ります。

MITのキャリア支援部門は、伝えたいスキルを示す動詞から箇条書きを始めるよう勧めています。Stanford GSBもレジュメでは強い動詞と具体的な貢献を勧めています。この書き方は短い活動欄にも使える慣習です。UCが全文の動詞始まりを必須にしている、という意味ではありません。

参考:MIT Resume action verbs / Stanford GSB Resumes & Cover Letters

  • 自分の行動から入る。「Responsible for …」だけで止めず、Organized / Recorded / Taughtなど、実際の担当を示す動詞にする。
  • 終了した行動は過去形、現在続けている行動は現在形。同じ活動でも、現在の担当と完了した企画は時制を使い分ける。
  • 成果は根拠のある範囲で。人数、回数、制作物、担当期間などは有効。確認できない改善率や「全員の成功」は加えない。
  • 結果と目的を区別する。to improve … は目的、improved … は結果。改善を測定していなければ、目的や実際に完成したものを書く。
  • 団体全体の成果と自分の担当を分ける。20人のチーム全体の実績を、自分一人で達成したように書かない。
  • 箇条書きの考え方で短く。入力欄では “Designed …; tested …; revised … .” のように区切れる。箇条書き記号や改行の装飾は必要なく、プレビューで読める形に整える。

肩書きや団体名、受賞名の入力欄は、固有名詞や役職名をそのまま記載します。動詞から始めるのは主に「自分が何をしたか」の説明部分です。選考基準などを聞く別欄では、その質問への回答を優先してください。

05 350文字以内の架空例6つ

以下はすべて、書き方を説明するための架空例です。

団体名、人数、成果、担当業務は実在の出願者の実績ではありません。数値や文章を自分の経験として流用せず、事実に置き換えてください。文字数は英文説明部分のみを、半角スペース・句読点を含めて計算しています。

例1 運営改善|Question the Status Quo

カテゴリー:Extracurricular activity
活動名・役職の整理用メモ:Student Club Workshop Coordinator

Coordinated 6 study workshops for 45 students; surveyed participants after low attendance; replaced long lectures with small-group sessions and introduced online sign-ups. Recorded attendance and shared a reusable planning checklist with the next team.

252 / 350 characters

この例で伝えること:聞き取りから運営方法を変えた流れが主軸です。参加率の改善を測っていないため、改善率は書いていません。45人は架空設定での実人数で、延べ参加回数とは区別しています。

例2 協働|Confidence Without Attitude

カテゴリー:Extracurricular activity
活動名・役職の整理用メモ:Campus Case Competition Team Member

Analyzed survey responses from 60 students for a campus case competition; compared teammates’ proposals using cost and feasibility; incorporated a quieter member’s idea into our final plan. Presented the customer research section and revised slides after peer feedback.

269 / 350 characters

この例で伝えること:自分の分析担当を示し、他者の提案を採用した行動を添えています。リーダーの肩書きや入賞実績を足さずに、協働の姿勢を伝える例です。

例3 学びと修正|Students Always

カテゴリー:Extracurricular activity
活動名・役職の整理用メモ:Independent Python Learning Project

Completed an introductory Python course to examine campus food waste; cleaned 8 weeks of cafeteria data and built a simple chart. Asked a statistics tutor to review my method, corrected duplicate entries, and documented the limits of the dataset in a short report.

264 / 350 characters

この例で伝えること:学習した事実だけでなく、助言を受けて分析を直した過程が主軸です。

例4 相手の必要に応える|Beyond Yourself

カテゴリー:Volunteer / community service
活動名・役職の整理用メモ:Community Homework Support Volunteer

Tutored 6 middle-school students in math during weekly community sessions; asked each student which topics were hardest and created practice sheets for those gaps. Shared materials with other volunteers and prepared handover notes so support could continue during my exam weeks.

278 / 350 characters

この例で伝えること:支援人数より、相手に合わせて教材を作り、継続できる形にした行動に注目します。成績向上を測っていないため、点数の伸びは主張していません。

例5 責任と正確さ|仕事の経験

カテゴリー:Work experience
活動名・役職の整理用メモ:Cafe Cashier

Processed customer orders and payments during weekend cafe shifts; checked register totals with the shift supervisor and recorded discrepancies. Trained 2 new coworkers on the closing checklist and kept allergen information accessible for staff handling customer questions.

273 / 350 characters

この例で伝えること:大きな売上実績がなくても、正確さ、引き継ぎ、担当範囲は書けます。雇用先の説明や勤務時期は、表示される別欄へ。学校・雇用先の実際の記録と一致させます。

例6 継続的な役割|家庭での責任

カテゴリー:Extracurricular activity(この例での整理)
活動名・役職の整理用メモ:Family Care and Homework Support

Prepared evening meals for my younger brother 3 days a week while a parent worked late; helped him organize homework and coordinated school pickup with a relative. Maintained a shared calendar to keep family responsibilities and my college classes on track.

257 / 350 characters

この例で伝えること:家庭で時間を使ってきた責任も材料になります。成果を社会全体への影響に広げず、自分の担当を説明します。カテゴリーは実際の選択肢と活動内容に合わせて判断してください。

同じ活動を、もう一段具体的にする

抽象的:Helped students and developed leadership skills.

具体的:Tutored 6 middle-school students in math; created practice sheets based on the topics each student found difficult.

前の文も動詞で始まっていますが、何をしたかは曖昧です。後の文では対象、科目、教材を作った理由が分かります。動詞の強さだけでなく、後ろに置く事実を変えるのがポイントです。

06 意味から選ぶ動詞一覧

Stanford GSBのレジュメ案内には、ダウンロード資料として「Action-Oriented Verbs」が紹介されています。ビジネススクールの書式を参考にしたい場合の入口になります。以下は、実際に一覧を確認できるMITのキャリア支援部門(CAPD)から抜粋し、BUCHIが用途別に整理したものです。

書きたい行動動詞の候補(過去形)選ぶときの注意
計画・運営Coordinated / Organized / Scheduled / Delegated調整したのか、計画したのか、役割を任せたのかで選ぶ。
調査・分析Analyzed / Interviewed / Surveyed / Evaluated使った方法や調べた対象も添える。
制作・実装Designed / Built / Developed / Implemented企画だけか、実物を作ったか、導入したかを区別する。
指導・支援Taught / Coached / Guided / Trained相手と指導内容を具体化する。
発信・交渉Wrote / Translated / Negotiated / Spoke何を書いたか、誰と交渉したかまで添える。
改善・継続Revised / Streamlined / Maintained / ReducedReducedは何が減ったかを裏付けられる場合に使う。

参考:MIT・動詞一覧の全文 / Stanford GSB・Action-Oriented Verbsの案内

Led、Founded、Spearheadedが常に優れているわけではありません。共同創設ならCo-founded、運営補助ならAssistedやSupportedも正確な選択です。難しい動詞に置き換えるより、自分の関与を正しく伝えられる言葉を選びます。

07 下書きから完成まで

  1. 事実を棚卸しする。活動名、役割、期間、週あたりの時間、年間の活動週数、担当、制作物、結果、確認できる記録をメモする。
  2. 主軸を一つ選ぶ。「この活動から、自分の○○が伝わる」と日本語で一行書く。そこから外れる情報は、別の活動で書けるか考える。
  3. 具体的な行動を二つ選ぶ。自分が決めたこと、実行したこと、工夫したことを優先する。チームの規模だけで終わらせない。
  4. 動詞から英語にする。行動 → 対象・方法 → 結果または目的の順でつなぐ。学びを書くなら、何を学んだかを具体化する。
  5. 質問ごとに情報を分ける。活動説明、団体概要、受賞基準などを混ぜず、それぞれの入力欄に答える。
  6. 削って確認する。重複する肩書きや一般的な感想を削り、文字数とプレビューを確認する。内容は自分の言葉で説明できる状態にする。

数字がないときは

「何人を動かしたか」がなくても、引き継ぎ資料を完成させた、毎週の練習を継続した、相手に合わせて教え方を変えた、といった事実が使えます。結果が出る前の活動なら、実行済みの範囲と現在の進捗を書き、予定を実績として数えません。

時間は、実際の活動期間に基づく無理のない見積もりにします。毎週続けた活動と、一度の大会・イベントを同じ考え方で年間52週に広げないこと。複数活動で同じ時間を重複計上せず、授業や仕事と両立する現実的な合計になっているか確認しましょう。

PIQと同じ経験を扱う場合も、同じ文章を繰り返すのではなく、活動欄では担当や規模を簡潔に整理し、PIQでは判断や背景を掘り下げる、と役割を分けることがおすすめです。

08 提出前のチェック

  • 各質問に答え、カテゴリーごとの入力欄に情報を分けた。
  • 自分の行動の説明は、内容に合う動詞から始めた。
  • 各活動の主軸が分かり、抽象的な強みの羅列になっていない。
  • 役職がなくても、自分の責任や貢献を具体的に書いた。
  • 実人数・延べ人数、目標・達成、個人・チームの成果を区別した。
  • 数字、期間、参加時間は、記録や合理的な見積もりで説明できる。
  • 略語や日本固有の名称に、読み手が理解できる説明を添えた。
  • 同じ活動を複数カテゴリーに重複登録していない。
  • 4DLPに合わせるために、経験や動機を作っていない。
  • 実際の入力画面で文字数・時制・スペル・表示を確認した。

出願全体の流れを確認する

Activities & Awards以外の入力も含め、出願開始から提出までの画面と注意点をまとめています。

UCアプリケーションの出し方と注意点 →

参考資料

公式情報と、BUCHIによる書き方の提案を区別して構成しました。制度・入力欄の確認は2026年11月6日時点。将来の出願では、その年度の画面・公式案内を優先してください。

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