UCLA Economics専攻 〜 Yusai
プロフィール
| 出身コミカレ | Orange Coast College (CA州) |
|---|---|
| 専攻 | Economics |
| 進学先大学 | UCLA (CA州) |
インタビュー
Q. アメリカ留学を決めたきっかけ、そして UC を目指した理由を教えてください。
A. 高校3年間は、カナダのバンクーバーにある高校に通っていました。高校留学自体は、日本での高校受験がうまくいかなかったことがきっかけで、 「日本から逃げるような形」で決めた部分がありました。英語の勉強には励んでいましたが、実際には友達と遊ぶ方が楽しく、ほとんど勉強していませんでした。
ただ、その3年間のどこかでずっと「いつかどこかで自分を入れ替えないといけない」という感覚はありました。そこで、大学進学を考えたときに、「大学からは本当に自分が学びたいことを学びに行こう」と思いました。 イギリスやアメリカの国々が候補として浮かんでいて、すでに北米にいたこともあって、大学からはアメリカで頑張ろうと決心しました。
UC を選んだのは、シンプルな理由です。アメリカの教育水準が高い有名どころの大学って、だいたい私立で学費も高いイメージがありました。その中で、公立でレベルの高い UC がカリフォルニアにまとまっている、というのは自分の中では「 効率がいいな」と感じたんです。「だったら、ひとまず UC があるカリフォルニアに行こう」という感覚で、まず場所を決めて、そこからコミュニティカレッジ→UC 編入というルートを目指すようになりました。
Q. OCC ではどんな科目を履修していましたか?
A. Economics専攻だったので、まずはEconomicsの授業をちゃんと取りつつ、編入出願に必要な英語や数学を履修していました。それに加えて、GEとしてはコミュニケーションやアンソロポロジーなども取っていて、 イメージとしては「メジャーの必修を取りながら、IGETC を埋めていく」という感じで計画を立てていました。
Q. GPA を維持するために意識していた勉強法や習慣はありますか?
A. 僕はけっこう抜けが多いタイプなので、まずは「やるべきことを落とさない仕組み」をつくることを意識していました。具体的には、ToDo リストを作ることやカレンダーで締切やテスト日を管理するといった、本当に基礎的な部分です。
あとは、難しい授業に対しては、賢く要領よく乗り切るタイプではなく、「量でゴリ押し」するスタイルでした。分からなかったら、とにかくひたすらやるスタイルです。周りには、もっと上手に要領をつかんで、 効率よくやっている学生も多かった印象がありますが、僕はそういうタイプではなかったので、アウトプットの量だけは落とさないようにしていました。
Q. 授業や課題、テストで苦労したことはありますか?
A. 学業面で数学はそこまで得意ではなかったので、Calculusのクラスはなかなか理解するのに苦労しました。OCC の初学期に、Economicsの授業のときに「思ったよりやんなきゃいけないな」という量にぶち当たった感覚がありました。 高校や、カナダで少し通っていたカレッジと比べると、「カレッジになった瞬間、負荷が全然違うな」と強く感じたのはこのタイミングです。最初の学期は、「どれくらいやればいいのか」という感覚をつかむのが大変だったなと思います。
Q. コミュニティカレッジではどんな課外活動や団体に関わっていましたか?
A. 課外活動は主に三つやっていました。1つ目は、JSA(日本人学生会)のアカデミックをやっていたこと。2つ目は、フードロスの野菜を農家さんからもらって、コミュニティに配る活動をしていたこと。 3つ目は、ビジネスクラブの代表をしていたことです。このあたりは、どれもそれなりに時間もエネルギーも使って取り組んでいた活動です。
Q. それらの活動は PIQ やメジャーエッセイにどう活かされましたか?
A. フードロスの活動は、Economicsの内容を応用している部分が大きい活動だったので、メジャーエッセイを書くときにはかなり役立ちました。 経済学の視点を自分の経験にどう結びつけるかというところでこの活動はわかりやすく使えたなという印象があります。 今、僕は BUCHI で PIQ を見る側の立場にもいるんですけど、Political Science(政治学)を志望しているのに、 それに絡むエピソードがない、といった悩みを持っている子もけっこう多いです。そういう例を見ると、「行きたい学部が決まっているなら、逆算して課外活動も絡めていく」というのは、一つの戦略だと思っています。
Q. PIQ の構成や書き方について、意識していたことはありますか?
A.UC の PIQ は全部で4問あって、そのうち1問は必ず全員が答えないといけない「メジャーエッセイ」です。 僕の場合だと、「なぜ経済学なのか」というところを 400 ワードくらいで説明する必要がありました。このときに大事なのは、「思いを語るだけで終わらない」ということだと思っています。
「具体的にどんな活動をしてきたのか」「なぜその活動をやっているのか」「そこにどんな葛藤があったのか」など、エピソードがないと説得力を持たせるのが難しくなります。 だからこそ、さっきのフードロスのように、メジャーとちゃんと結びつけられる活動があると、書きやすさも、内容の厚みも全然違うなと感じました。
Q. BUCHI 留学の PIQ サポートはどんな印象でしたか?
A. BUCHI のサポートについては、フォーマットがすごく研究されているな、というのが第一印象でした。それに加えて、先輩方がこのサポートに対して本当に時間を割いてくれているな、と強く感じました。 当時、先輩たちに本当によくしていただいて、そのおかげで PIQ に対する理解はかなり深まりました。
Q.PIQ で「感情の描写」が大事だと聞きますが、印象に残っているアドバイスはありますか?
A. PIQ では、感情を描写することが求められます。理由は、個性を表現するうえで、感情がすごくわかりやすい要素だからです。 ただ、いざ感情を書こうとすると、「嬉しかった」と一言だけ書いても弱いし、かといって「いつ・どこで・なぜ嬉しかったのか」を全部書くと長くなりすぎて、流れも不自然になりがちです。 そこに悩んでいたときに、先輩から「感情が巻き起こるときの一連の流れは、“イベント・感情・行動”の三つで一セット」という話を聞きました。
つまり、「何か出来事(イベント)が起こる」「それに対して悲しい・嬉しいといった感情を抱く」「その感情をもとに、人間は行動をする」この一連の流れをセットで書いてあげると、 「なんでこの人はこういうことをしたのか」が読み手にとってわかりやすくなりますし、同時に「嬉しいときにこういう行動をする人なんだ」「悔しいときにこういう動きをする人なんだ」という、 その人らしさも見えてきます。この考え方は自分の中でかなり腑に落ちましたし、今でもエッセイを教えるときに、よく使っている考え方です。
Q.合格を知ったときの率直な気持ちを教えてください。
A. UC の合格発表は、たしか UC Irvine からスタートでした。UCI は、学校としてもすごくいいところですし、ランキングや周りの評判だけで見ても、「Berkeley や UCLA を目指すなら受かっておきたいライン」といったイメージがあると思います。 ただ、その UCI に僕は落ちていました。「UCI 落ちてるのはまずいな」と思って、「これ落ちたら他のところもあんまり受からないかもな」という不安が一気に出てきました。
「もう他の UC も難しいかもしれない、日本帰るか…」みたいなところまで一回は落ちました。そんな状態で迎えた次が、UC Berkeley の発表でした。正直、「受かっていたら奇跡だな」くらいのテンションで見たんですけど、そこで合格していました。 その瞬間、「少なくとも行ける学校が一つはあるな」と思って、二週間くらい張り詰めていた気持ちが一気に軽くなりました。 心の底から安心したのを覚えています。UCI に落ちたときは、「GPA 4.0 あっても落ちることあるんだ」とかなりビビっていたので、Berkeley の合格は本当に救われた感覚でした。
Q.たくさんの UC の中から、最終的に UCLA を選んだ理由は何ですか?
A. これは言葉にするのが少し難しいんですけど、ひと言でいうと「自分らしく生活できるのは LA かな」と感じたからです。Berkeley に行って雰囲気も見て、「すごくいい学校だな」とは思っていました。 それでも、たくさん考えた結果としては、「じゃあ、LA に行こうかな」という決断になりました。 ある意味では感覚的な部分も大きくて、「晴れてたから UCLA に行ったのかもしれないですね」と冗談っぽく言ったりもするんですけど(笑)、最終的には「自分が一番自然体でいられそうな場所」を選んだ形です。
Q.これから UC 編入やアメリカ留学を目指す後輩へ、一言メッセージをお願いします。
A. 「自分のやりたいことを突き詰めた方がいい」と思います。インターンや就活に触れ始めると、「いよいよ社会人になるな」という雰囲気を感じるタイミングが来ると思います。 社会の雰囲気も、少しずつ見えてきます。そうなったときに、「学生の間ってどれだけ貴重な時間だったんだろう」と感じる気がしています。学生のうちは、時間もまだあるし、どんな選択をしても、多少失敗しても、基本的にはあまり咎められません。
むしろ「挑戦したこと」が評価される時期だと思います。だからこそ、今のうちに自分は何が好きなのかをちゃんと把握したり、好きなことを全部やってみたり、楽しむでもいいし、納得いくまで努力するでもいいと思うので何か全力でやってほしいです。 いろいろな「つまらないこと」に縛られる前に、やりたいことをちゃんとやって、自分が何を好きなのかをはっきりさせておく。それが、これから UC を目指す人や、アメリカ留学を考えている人に、一番伝えたいことです。