UC Berkeley Economics専攻 〜 Daichi

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プロフィール

出身コミカレ Orange Coast College (CA州)
専攻 Sociology
進学先大学 UC Berkeley (CA州)
UC Berkeleyのキャンパス写真

インタビュー

Q. なぜアメリカ、そしてUCへの留学を決めたのですか?きっかけを教えてください。

A. きっかけは大きく二つあります。一つ目は、おじさんの存在です。おじさんがもともとアメリカの大学に留学していて、その経験を小さい頃からよく聞いていました。 身近にアメリカの大学に留学していた人がいたことで、「海外の大学に進学する」という選択肢が自分の中でリアルなものになりました。

二つ目は、高校2年生のときに読んだ一冊の本です。「バカヤンキーでも締め切り守ればなんか世界の名門大学で戦えるみたいな本」で、UC Berkeley で活躍している人の話が書かれている本でした。 そこでバークレーで学んでいる人の姿を知って、「自分もバークレーに行きたい」と強く思うようになりました。この2つのきっかけが重なって、アメリカ留学、そしてUC、とりわけ UC Berkeley を目指すようになりました。

Q. アーカンソー州の大学にはどういう経緯で進学したのですか?

A. もともとは、高校卒業後にカリフォルニアのコミュニティカレッジに行く予定でした。 ただ、自分が高校を卒業したタイミングでちょうどコロナが世界的に流行して、アメリカに行けなくなってしまいました。

そこから1年半くらいは、日本でフリーターのような形で過ごしていました。英語の勉強を続けたり、バイトをしながら「本当はカリフォルニアに行きたいけど、現実的にどう動くか」を考えていた時期です。 それでも「アメリカには行きたい」という気持ちは消えませんでした。そんな中で、自分が実際に行ける州として選択肢に上がったのがアーカンソー州で、その流れでアーカンソーの大学に進学することにしました。

Q. アーカンソーの大学からコミカレ(OCC)に移ろうと思ったきっかけは?

A. 一番大きかったのは、「UC Berkeley に行きたい」という気持ちを諦めきれなかったことです。高校生の時に読んだ本の影響もあって、ずっと心のどこかで「バークレーに行きたい」という想いが残っていました。 UC について調べていく中で、UC に行くためのメジャーなルートは、州外大学から直接ではなくコミュニティカレッジからの編入であること。

そして、UC Berkeley の合格者の9割以上がコミュニティカレッジ出身であることを知りました。そこで、「本気で UC を目指すなら、今の大学にいるよりコミカレに移った方が現実的だ」と判断して、コミュニティカレッジに転校する道を選びました。その中で進学先として選んだのが OCC です。 自分の中では、「現実的に UC へのルートを選び直した」という感覚で、OCC に移って UC 編入を本格的に目指すようになりました。

Q. コミュニティカレッジでは、どんな科目を履修していましたか?

A. OCC では、UC 編入に必要なIGETCと自分のメジャーである Sociology の必修科目を中心に履修していました。「空いているから取る」という感覚ではなく、編入までに必要な科目をすべて取り終わること。 そして、UC 出願に必要な要件を満たすことを意識して、最初から編入までのプランニングをかなりしっかり立てていました。

Q. GPAを高く維持するために意識していた勉強法・習慣はありますか?

A.意識していたポイントは大きく二つあります。一つ目は、先生の選び方です。自分で情報を集めて、評価の高い教授の授業を優先的に取るようにしていました。 「どの先生のクラスなら自分が頑張れば A を狙えるか」という目線で、かなりシビアにクラスを選んでいました。

二つ目は、常に「数字」を意識することです。GPA を漠然と「高く保ちたい」と思うのではなく、次のテストで何点取れば A が取れるのか。 この課題でどのくらいの点数を取れば A をキープできるのかを常に意識していました。Canvas のGrade ページで、「ここでこれだけ取れば A がキープできるな」と計算し続けているような感覚で、 良くも悪くも常に数字と戦っていました。その分、数字を意識し続けることによる精神的なプレッシャーも大きく、時々「ギリギリの戦い」をしているような気持ちになることもありましたが、最終的には GPA 3.92 という形に繋がったと思っています。

Q.コミカレで「この授業は本当に役に立った」と感じた科目はありますか?

A. 一番印象に残っているのは、「男女のコミュニケーション」に関する授業です。自分のメジャーとは全く関係のない授業でもともとは履修枠を埋めるために取ったクラスでした。 実際に受けてみると、男女による話し方や考え方の違いや非言語コミュニケーション(ジェスチャーなど)の違いなどについて学ぶことができて、「コミカレで自分が学ぶとは思っていなかった分野」を知るきっかけになりました。 社会学とは直接関係ない科目でしたが、すごく楽しくて、自分の中では強く印象に残っている授業です。

Q. コミカレの授業・課題・テストで苦労したことは?

A. 一番苦労したのは、やはり成績をキープすることです。常に「次のテストでこれだけ取らないと A が危ない」「この課題で落とせる点数はここまで」といった数字を意識していたので、精神的なストレスはかなり大きかったです。 ただ、その中でも最初に決めた目標からぶれないように意識していました。「ここまでの GPA を取りたい」と決めたら、その目標をずらさないこと。 そして、一度決めた目標に対して、継続的に行動し続けること。この二つを徹底したことで、最終的に GPA 3.92 という数字を出せたと思っています。

Q. 課外活動やボランティアなどはどんなことをしていましたか?

A. 課外活動はいろいろやっていましたが、一番大きかったのは JSA(Japanese Student Association / 日本人学生会) での活動です。 OCC の JSA では、1年ちょっとの間にいくつかの役職を経験し、長期的にコミットしてきました。そこでの経験は、UC 出願のエッセイに書く内容としても大きな軸になりました。 また、コミュニティとの関わりという意味では、アメリカの小学生にサッカーを教えるボランティア もしていました。 単にサッカーを教えるだけでなく、自分がそのコミュニティの中で何を感じるのか。そして、子どもたちや保護者との関わりの中で何を学べるのかといったところも意識しながら取り組んでいました。

Q. メジャーとの関連性という点では、どのようなことを意識していましたか?

A. 意識していたのは、「自分のメジャーと一貫性のある課外活動をすること」です。自分は社会学を専攻しているので、コミュニティに関わる活動や人と人との関係性に触れるような場を選んで取り組むようにしていました。 社会学に深い関連のある活動を行うことで、PIQの読み手には「この人は本当にビジネスをやりたいんだな」と伝わり、UC アプリケーション全体の一貫性につながると考えていました。

Q. PIQの準備はいつ頃から始めましたか?

A. PIQ を書き始めたのはかなり早くて、6月頃からです。自分でも「マジで早かった」と思うくらいのタイミングでスタートしました。

Q.BUCHI留学のPIQサポートはどんな印象でしたか?

A. 一番のメリットは、いろんな人に見てもらえることだと思います。PIQ を見てくれる先輩たちはそれぞれバックグラウンドや視点が違うので、返ってくるフィードバックも全然違います。 そのいろんな意見の中から、自分に一番合った書き方や自分がしっくりくる文章のスタイルを見つけていくことができました。 たくさんのBUCHI留学の先輩方に見てもらえ、どのフィードバックもレベルが高く、質のいいコメントをたくさんもらえたと感じています。

Q. PIQを書いていく中で印象に残っているアドバイスやエピソードはありますか?

A. 一番印象に残っているのは、「自分ではよく書けたと思っていたエッセイを最初にボコボコにされたこと」です。 自信のあったエッセイを当時の副代表の清水さんに見せたとき、開口一番に「なにこれ?」と言われました。 その瞬間は本当にショックで、頭が真っ白になりました。ただ、その後にもらったフィードバックの内容はすごく筋が通っていて、読んでいくうちに「確かにその通りだな」と納得せざるを得ませんでした。

そこで初めて、自分の文章力がまだ全然足りていないこと。そして、自分の中では伝わっているつもりでも、他人から読んだらよく分からない文章になっていることを強く自覚しました。 その後も当時の代表である日野陽太くんをはじめ、いろいろな先輩たちが本当に親身になって時間を使ってくれて、たくさんコメントやアドバイスをくれました。 ときには厳しいコメントをもらうことも多くて、その度にエッセイを何度も「壊される」経験をしました。 最終的に、「これなら胸を張って出せる」と思えるエッセイに仕上がっていったのは、その「壊しては組み立て直す」というプロセスがあったからだと思っています。

Q. PIQを書く上で意識していたポイントは何ですか?

A. 最初の頃の自分のエッセイは、遠回しな表現が多くて、結局何を言いたいのか分かりづらい文章になっていました。 そこから意識して変えていったポイントは、大きく二つです。1つ目にシンプルに、分かりやすく書くこと。2つ目に読み手が頭の中で情景をイメージできるように書くことです。

自分の中でカッコよく書こうとするのではなく、「誰が読んでも一発で意味が分かること」「読んだ人がその場面や状況を自然とビジュアライズできること」を意識して書き直していきました。

Q. アプライ準備全体を振り返って、一番大変だったことは何ですか?

A. 一番大変だったのは、勉強とPIQの両立です。成績をキープするために勉強もしっかりやらないといけない一方で、PIQ やアプリケーションの準備も同時に進める必要がありました。 この時は、学校に行く、帰ってきてエッセイを書く、また勉強するという日々の繰り返しで、アプライの時期はかなりハードでした。

ただ、その中で複数のことを同時に進める力や長期的な目標に向かって積み重ねる力が身についたと感じています。 PIQで自分を言語化していく作業は、就活で自分を言語化する作業ともかなり近いところがあって、これから先にもつながる経験になっていると思います。

Q. 合格を知ったときの率直な気持ちを教えてください。

A. 合格を知ったときは、まず純粋にめちゃくちゃ嬉しかったです。 同時に、「肩の力が抜けた」 感覚が強くありました。ずっと緊張状態で走り続けていたところから、一気に力が抜けて、「やり切ったな」という感覚がありました。

一方で、自分の性格的に 「次に何をチャレンジしようか」 をすぐ考えてしまうタイプでもあるので、喜びを噛みしめつつ、すぐに次のステップを模索し始めたところもあります。

Q. 実際にUC Berkeleyに入ってみて、予想通りだったこと・ギャップはありますか?

A. 予想通りだったのは、勉強が難しいということです。ただ、その分「自分が本当にやりたい勉強」にフォーカスして取り組めるので、やりがいも大きいです。

一方でギャップとしては、キャンパスが広くて、思ったより知り合いに会わないことや教室が大きくて、一つの授業にものすごい人数が履修していることがありました。 Canvas の受講者一覧を見ると、下にスクロールしてもスクロールしても名前が終わらないことがあって、「これ何人いるん?」と思うような規模感です。

Q. 人との交流やキャンパスライフはどんな雰囲気ですか?

A. 人との交流に関しては、自分がどう動くか次第で、いくらでも広げられる環境だと思います。UC Berkeley には、本当にいろんなバックグラウンドの学生がいて、コミュニティカレッジとは比べものにならない人数の学生が集まっています。 自分からいろいろなイベントやコミュニティに顔を出していけば、広い意味でのキャンパスライフを楽しむことができると思います。

逆に少人数で深く関わりたいのであれば、オリエンテーションなどをきっかけに少人数の仲間を見つけて、じっくり関係を作っていくこともできるという感じで、過ごし方の選択肢がとても多いです。 「必ずどこかの大きなコミュニティに所属しなきゃいけない」という雰囲気ではなく、自分のスタイルに合った距離感で人と関わっていけるのが、バークレーの良さだと感じています。

Q. これからUC編入を目指す後輩に、一言お願いします。

A. UC 編入を目指す2年間は、正直しんどい時期も多いと思います。GPA をキープしたり、PIQ を書いたり、課外活動もやったりしていると、「なんでここまで頑張ってるんだろう」と思う瞬間も出てくるはずです。

それでも、終わってみたときに得られるものは本当に大きいですし、編入後の大学生活にも、その先の就活やキャリアにもつながっていきます。 辛くなったときは、合格した瞬間の自分をイメージしてみてください。その時に見える景色を想像しながら、最後まで諦めずに走り切ってほしいなと思います。