Fordham University - Sana
Diablo Valley College(DVC)というコミュニティカレッジから、UC Berkeley / UCLA / UC San Diego / UC Santa Barbara の4校に合格。そのうえで、奨学金を得たことや学びたい分野との相性、将来の実践機会などを総合して、最終的にニューヨークの Fordham University に進学した国際政治経済専攻の学生。出願時GPAは 4.0。DVC時代はオフィスアワーを積極的に活用し、教授との距離を縮めることで学業面だけでなく出願準備にもつなげた。また課外活動では、DVCで バレーボールクラブを設立し、学内最大規模のクラブ(約125人)へと成長させた経験をPIQの軸として活かした。
プロフィール
| 出身コミカレ | Diablo Valley College |
|---|---|
| 専攻 | 国際政治経済 |
| 進学先大学 | Fordham University |
インタビュー
— 編入するまでの経緯について —
Q. そもそもアメリカ留学を決めたきっかけを教えてください。
A. 小さい頃に 1年間タイに住んでいた経験があり、そこで「貧困が理由で学校に通えない子どもたち」を目の前で見たことが大きかったです。自分はインターナショナルスクールに通わせてもらっていた一方で、すぐ目の前にいる子どもたちは学校に通えない。そこで初めて、実体験として 貧富の差 を感じました。その経験から、漠然とですが「将来こういう問題を解決できる人になりたい」「国際課題について勉強したい」と思うようになりました。日本に帰ってからは公立の学校に通っていて、実際に行動へ移す機会はあまりなかったのですが、大学進学を考えたときに、たまたま 元国連職員の方のセミナー に参加する機会がありました。その方が「日本の大学だけじゃなくて、海外の大学に行くという選択肢もある」と話していて、それが自分の中ではすごく衝撃で、「じゃあ海外で挑戦してみよう」と思ってアメリカ留学を決めました。
Q. 編入を目指した理由を教えてください。
A.自分は高校までずっとバレーボールをやっていました。成績が良かったわけでもなく、課外活動もバレーボール以外ほとんどしていなかったので、海外大学を目指すとなったときに「GPAも課外活動も必要なのに、どっちもない」というのが大きなネックでした。 だからこそ「どうしたら良い大学に行けるんだろう」と考えたときに、コミカレからの編入ルートを知って、それが自分にとって一番ベストだと思って選びました。
— 専攻・成績について —
Q. どこのコミュニティカレッジに通っていて、どの大学に編入合格されましたか?
A.DVC(Diablo Valley College)に通っていました。 UCでいうと UC Berkeley / UCLA / UC San Diego / UC Santa Barbara の4校に合格しました。 そして最終的に、ニューヨークの Fordham University に進学して、今そこで国際政治経済を専攻しています。
Q. 出願時のGPAを教えてください。
A.出願時は 4.0 でした。
— コミュニティカレッジでの生活・勉強 —
Q.GPAを維持するために意識していた勉強法や習慣はありますか?
A. とにかく オフィスアワーに行くこと を意識していました。特に最初の学期は授業が不安だったので、授業が終わってすぐオフィスアワーに行くのが当たり前になっていました。 オフィスアワーでは、授業内容の質問だけでなく、教授と距離が近くなったことで学業以外の面でも助けてもらえた感覚があります。実際に、後々PIQを見てくれた教授もいました。 なので、教授との距離をいかに近くできるか、というのは学業面でも学業以外でもすごく助けになったと思います。
Q.授業・課題・テストで苦労したことはありましたか?
A.勉強内容自体は、今の大学と比べると「コミカレの方が簡単だったな」とは思います。でも当時は、英語でディスカッションをした経験がなかったので、授業で扱う内容を理解することよりも、自分の意見としてアウトプットすること が難しかったです。 授業で発言するには勇気もいるし、発言するための言語力もいるので、そこは苦労した部分でした。
— 課外活動・クラブについて —
Q. 課外活動やボランティアでやっていたことはありますか?
A.課外活動で一番大きいのは、DVCで バレーボールクラブを作ったこと です。 もともとずっとバレーボールをやっていたのですが、腰を怪我して競技として続けるのが難しくなった時期がありました。 そのときに「留学生でも現地の学生でも、スポーツを通して交流できる場所があったらいいな」と思って、レクリエーションとしてのバレーボールクラブを立ち上げました。 結果的に、学内で 125人くらい 集まって、最大規模のクラブになりました。始めたときは自分でもこんなに需要があると思っていなくて、意外と「スポーツをしたい」「スポーツを通して交流したい」という人がすごく多いんだと気づきました。 今は自分が抜けてしまったのですが、「やりたい」と言ってくれている人たちが、また再設計して継続しようとしてくれていると聞いています。
Q.その活動はPIQにどう活かされましたか?
A.PIQのリーダーシップのエッセイで、クラブを代表として設立した経験を書きました。 その中で特に書いたのは「自分のリーダーシップ像が変わった」という部分です。 もともと自分の中では、リーダーって「背中を見せてついてこい」というタイプだと思っていました。高校時代の部活でもそうだったし、周りのリーダーもそういう人が多かったので、自分もそうならなきゃいけないと思っていました。 でも実際にクラブを運営してみると、タスクを背負いすぎたり、周りにうまくタスク分配ができなかったりして、「このリーダー像は自分に合っていない」と気づきました。 そこから、みんなとフラットに関わって、弱さも打ち明けるし、相手の弱さも聞く、というスタイルに変わっていった。そういう変化をPIQに落とし込みました。
— 大学選び・Fordhamを選んだ理由 —
Q.なぜUCではなく、ニューヨークのFordham Universityを選んだのですか?
A.理由はいくつかあります。 一つ目は、奨学金をもらったこと です。学費の半分くらいを補助してもらっています。 二つ目は、自分が国際関係や国際開発を学びたいと思ったときに、ニューヨークは 国連本部がある ので、国連の見学に行けたり、インターンの機会があったりして、将来を考えたときに実践的な経験が積める環境だと思いました。人脈やコネクションも大事になってくるので、ベイエリアにいるよりもそういう経験ができるんじゃないかと思ったのが大きいです。 三つ目は、学校の規模 です。自分は小規模なコミュニティの方が居場所を感じるタイプなので、UCのように200人300人規模のレクチャーを受けている自分があまり想像できませんでした。 今の大学はクラスが本当に小さくて、フランス語の授業は7人しかいないクラスもあります。多くても20人くらいのクラスが多いです。だからこそ、議論も多いし、授業に参加しないとAが取れない環境で、すごく鍛えられている感覚があります。
Q. 最後まで進学先を悩んだと聞きました。どんな決め手がありましたか?
A.実はBerkeleyには入学金も払っていて、7月後半くらいまで本当に最後の最後まで悩んでいました。授業も取る授業も一応決めていたくらいです。 でも決め手になったのは、自分が「Berkeleyに行きたい」と思っていた理由を考えたときに、「人生安泰だよね」とか「ブランドがあるから後悔しないよね」という理由が大きかったことに気づいたことでした。 それを自分の価値観に照らしたときに、ブランド名に頼るよりも、実践的な経験を積んで、自分の実力でカバーできる人になりたいと思って、ニューヨークを選びました。
— 進学後に感じたこと —
Q. 実際に入ってみて、想像と違ったこと・想像通りだったことはありますか?
A.いい意味で想像と違ったのは、「ニューヨークはみんなファストペースで生きる」と言われがちだけど、自分の学校は都心から少し離れていることもあって、毎日焦って生きている感じはそこまでありませんでした。私にはその落ち着いた雰囲気が合っていて、いい意味で裏切られた部分でした。 一方で想像通りだったのは、コミカレからユニバーシティに移ると勉強が難しくなる、という点です。特に「インプットしたことを授業でアウトプットする」ことが求められて、そこは日々大変だなと感じています。
Q. 入学前後で大変だったことはありますか?
A.進学先を直前まで悩んでいたので、ビザの手続きや履修などがタイトなスケジュール感になって、そこは大変でした。 また、情報が少なくて、友人の友人やメンターのメンターをたどって、実際に通っていた人を見つけて話を聞いたりもしていました。不安はあったけれど、最終的には「来たらどうにかなるかも」と思っていた部分もあったと思います。
Q. 単位移行で苦労したことはありましたか?
A.2学期制大学における2年分の標準が60単位のところ、DVCでは62単位取れていました。しかし、編入した大学では49単位しか移行が認められなくて、州外編入の現実をつきつけられました。もどかしさはありましたが、2年間で卒業できるようにするために、今はクラス数をかなり多く取っています。
— 後輩へのメッセージ —
Q.これから編入を目指す後輩へ一言お願いします。
A.UC編入を目指す人が多いのは分かっているけれど、選択肢をたくさん持っておくこと は本当に大事だと思います。 東海岸なども含めていろいろ見た上で、それでも「UCが自分に合っている」と思えたなら、それは本当にUCが合っているんだと思う。逆に違うなと思ったなら、それもすごくいいチャンスになる。 自分自身も、周りに流されずに選択肢を広く見たことで、結果的に良かったと思っています。