
UC Berkeley Global Studies専攻 〜 Yuki

プロフィール
出身コミカレ | El Camino College (CA州) |
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専攻 | Global Studies |
進学先大学 | UC Berkeley (CA州) |

インタビュー
— 留学までの経緯 —
Q. 日本の高校時代からアメリカ進学を意識していましたか?
A. 東京の高校で英語科に進学し、陸上競技に励んでいました。英語に興味を持ったのは10歳のときのサンフランシスコ旅行がきっかけです。
高校時代は陸上で結果を出しながらも怪我に悩まされ、当初志望していた早稲田大学スポーツ科学部を断念しました。その後、UC Berkeleyを訪れた経験からアメリカ進学を決意。
サンフランシスコの語学学校に入学し、El Camino Collegeで学んだ後、UC Berkeleyに編入しました。
Q. 編入前に行っていた課外活動はありますか?
A. 教会でのボランティアや日本語補習校でのボランティア、そしてずっとやっていた陸上競技(混成七種、幅跳びなど)での活動が中心でした。
特に陸上ではカレッジ時代にも数々の賞を受賞し、それらの実績も出願に活かせました。

Q. GPAはどのくらいでしたか?
A. たしか3.9くらいだったと思います。陸上の練習と両立しながらでしたが、エッセイはアメリカ人の友達に添削してもらったり、逆に統計学は自分が教えるなど、お互いに助け合いながら何とか成績をキープしてました。
— 授業・課題 —
Q. UC Berkeleyの授業環境はどのようなものでしたか?
A. とにかく天才・秀才だらけです。ノーベル賞受賞者の教授がいたり、「これバークレーが発明したんだよ」って胸張って言える研究があったり。周りの学生もレベル高すぎで、「当たり前」の基準が全然違いました。
ただ、施設には正直“格差”がありましたね。エンジニア系の建物はピカピカでガラス張りなのに、私が使ってた陸上スタジアムは1800年代から変わってないくらい古い(笑)。文系の建物は統一感あって趣はあるけど、最新!って感じではなかったです。
Q. 編入前にやっておいた方が良いことはありますか?
A. ボランティアやインターンなど、課外活動の実績を作っておくことが大事だと思います。私はたまたま陸上の実績があり、それを出願書類に書くことができましたが、周りの学生は入学前から準備をしていました。
— キャンパスライフ —
Q. UC Berkeleyの良い点は何ですか?
A. 学問や研究のレベルが非常に高いことです!世界中から集まる学生や教授と交流でき、一緒に学べるのは本当に刺激的でした。
また、アスリート環境のレベルも非常に高く、周囲には数人のオリンピック選手、そしてオリンピックチャンピオン(世界一位)がいました!
また、広大なキャンパスには植物園や研究施設も整っており、学びの幅広さと深さが魅力でした。
Q. 逆に大変だった点は?
A. 治安は正直あまり良くないです。窃盗や抗議活動、さらには放火事件なども実際に見ました。安全面に関しては注意が必要だと思います。
あとは、学業面ではGlobal Studiesという自分の興味の薄い専攻を選んでしまったことで授業が辛く、英語での大量リーディングやエッセイ課題は正直辛かったです。
— 今後の目標 —
Q. UC Berkeley卒業後の進路は?
A. 卒業後は日本に帰国し、大手総合商社に就職します。体育会系出身というバックグラウンドも評価され、4月入社で働き始めることになりました。
どの部署に配属されるかまだ分からないものの、新しい環境で挑戦できることを楽しみにしています。
Q. 就職活動で意識したことは?
A. 実は最後までプロ陸上選手を目指していたため、就活は短期集中でした。ボストンキャリアフォーラムの時期のの2か月間で全部終わらせましたね。
UC Berkeleyという学歴と、人と話す力が大きな武器になったと思います。
— アドバイス —
Q. 留学を目指す中高生に伝えたいことは?
A. 「お金がないから」「自分には無理」と決めつけず、まずはチャンスに挑戦してほしいです。スポーツやアカデミックでも頑張れば奨学金やスカラシップの道は必ずあるし、努力次第で道は開きます。
そして、専攻は“受かりやすさ”ではなく“好きなこと”で選ぶことが大事です。興味のない勉強を何年も続けるのは本当にしんどいです。
未来のことを考えすぎず、今を大事に。やりたいことに全力で突っ込んでほしいです!