UC Berkeley Geography専攻 〜 Yujiro

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プロフィール

出身コミカレ De Anza College
専攻 Geography(地理学)
進学先大学 UC Berkeley
UC Berkeleyのキャンパス写真

インタビュー

— UC Berkeleyに編入するまでの経緯 —

Q. 日本の高校卒業後、どのように進路を決めましたか?

A. 父の友人でUCLAを卒業された方がおり、その方のお話を聞く機会がありました。その中で、コミュニティカレッジからUC BerkeleyやUCLAといった名門大学に編入できる方法を知ったのがきっかけです。

また、中高時代にオーストラリアやニュージーランド、アメリカに短期留学した経験もあり、高校卒業時点で「海外に行きたい」という気持ちが強くありました。英語を学び、貴重な経験を積むためにも大学は海外がいいと考えるようになりました。さらに、兄がSanta Monica Collegeに通っていたこともあり、進学のイメージがつきやすかったです。

高校時代にプログラミングを習っていたこともあり、シリコンバレーに位置するDe Anza Collegeに入学することを決めました。

Q. なぜそのメジャーを選んだのですか?

A. 最初はコンピュータサイエンスを専攻するつもりでDe Anza Collegeに入りました。ただ、教養科目(IGETC)の一つとしてGeographyの授業を取ったとき、山や川、気候、生態系といった自然環境を学ぶ内容がとても面白く感じました。

授業で使われたレクチャースライドを帰りのバスの中でも夢中で読んでいたのを今でも覚えています。そこからGeographyに強く惹かれるようになり、教授に相談しながら最終的にGeography専攻に決めました。

さらに、Geographyの中にはPhysical Geography(自然地理学)、Human Geography(人文地理学)があり、自然と人間社会の両面を幅広く学べる点にも魅力を感じました。

Q. GPAはどのくらいでしたか?

A. 編入時はストレートAで4.0でした。De Anzaは単位制のシステムが細かく、A−やB+といった評価がつきます。自分は「一つでも低い成績を取るとメンタルやモチベーションが下がる」と思っていたので、常に全力で取り組みました。

Q. UC編入前に行っていた課外活動はありますか?

A. JSA(Japanese Student Association)という日本人学生会で共同代表を務めていました。クラブ内のオフィサーとミーティングを行い、イベントを企画・運営したり、日本人留学生のサポートをしたりしていました。

また、地域活動としては山の清掃や植林など、Geographyに関連するボランティアにも積極的に参加していました。

— UC Berkeleyのキャンパスライフ —

Q. UC Berkeley の良い点は何ですか?

A. 私にとってUC Berkeleyはとても刺激的な環境です。教授陣は研究分野が幅広く個性的で、授業も講義形式だけではなくディスカッション中心のものが多いと感じました。

自分の意見を伝えることが求められるため、英語力が磨かれるのはもちろん、考えをまとめて発信する力も鍛えられます。学生も優秀で、ディスカッションになると自分のパーソナリティや経験をしっかり出してくるので刺激を受けます。バークレーの学生は全体的にアクティブで、表現スタイルも独特です。

さらに、Geography専攻の学生数は比較的少ないため、教授やクラスメイトとの距離感が近いのも魅力の一つです。

Q. 逆に良くなかった点はなんですか?

A. 私がDe Anzaに通っている時に兄がUC Berkeleyに通っていたので街の雰囲気はある程度知っていました。ただ、De Anzaがあるサンノゼと比べると「少し治安が悪いな」と感じる部分はあります。

とはいえ、最近は道路が整備され、ホームレスの数も減ってきた印象もあります。正直、それ以外に大きな不満はなく、実際に来てみたら「意外といいじゃん」と思えました。

Q. 在学中に印象に残っていることはありますか?

A. 最初にアメリカに来たときのことが強く印象に残っています。今でも鮮明に覚えているのは、「これから4年間アメリカでやっていくんだ」と実感した瞬間です。正直、「自分にできるのかな?」という不安の方が大きかったです。

留学経験があったので英語はある程度話せましたが、銀行口座の開設や家の契約など、生活に必要な基本的なことをすべて英語でやらなければならず、最初は大変でした。

ただ、そこから3年が経ち、あと1年で卒業という地点まで来て振り返ると、多くの困難を乗り越えたことが大きな自信になっています。今では新しい挑戦に前向きになり、最初の不安を超えて「ここまで来られた」という達成感を強く感じています。

— 編入後の経験と将来 —

Q. UC Berkeley 卒業後の進路は?

A. 就職先として日本も考えていますが、より強く意識しているのは海外での就職です。アメリカももちろん魅力的ですが、個人的にはアジア圏に強く惹かれており、シンガポールやマレーシア、タイなどを視野に入れています。

ヨーロッパにも関心はありますが、キャリアのスタート地点としてはアジアの方が現実的だと聞いています。たとえばシンガポールで数年経験を積んだ後、ヨーロッパやアメリカに移ったり、日本に戻ったりするようなキャリアプランも考えています。

専攻を生かすならGIS(地理情報システム)を扱う分野に進みたいです。Google Mapsのように地理データを扱う企業や、テック企業の地図系チームなどに興味があります。もちろんコンサルや金融分野にも関心はありますが、現時点では「海外で働く」ことに最も意味を感じています。

自分はこれまで「環境を変えることで成長できる」と実感してきました。アメリカに来たのも大きな挑戦で、それを乗り越えたからこそ今の自分があります。日本に戻って安定を求めるよりも、成長のために海外に出て、新しい環境に飛び込みたい。就職活動は難しいと思いますが、まずは海外で挑戦したいと考えています。

— 留学・編入を目指す人へのアドバイス —

Q. 留学を目指す中高生に伝えたいことは?

A. 多くの人が一番不安に思うのは英語力だと思います。僕自身も語学学校に通わず、いきなりカレッジに入学しましたが、最初からスムーズに喋れたわけではなく、不安も大きかったです。

ただ、環境を変えることで「やるしかない」状況になり、必死に努力した結果、多くのことはなんとかなるものだと実感しました。だから「英語が不安だからやめておこう」というのは非常にもったいないと思います。行動に移すことが大切です。

挑戦して達成できたときの喜びや自信は、その後の挑戦心やチャレンジ精神につながっていきます。海外進学は、周りから「無謀だ」と言われることもあるかもしれませんが、自分の進みたい道を信じて一歩踏み出せば、必ず得られるものがあります。

僕自身、その選択をして本当に良かったと思っています。