UC Berkeley Buisiness専攻 〜 Shu

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プロフィール

出身コミカレ Diablo Valley College
専攻 Buisiness
合格大学 UC Berkeley, UCLA, UCI, UCSB, University of Hawaii,Manoa
進学先大学 UC Berkeley
UC Berkeleyのキャンパス写真

インタビュー

Q. まずは清水さんが留学を志したきっかけを教えてください。

A. 高校時代は進学校に通い、朝6時に登校して夜はスタバで勉強、帰宅してまた翌朝6時に登校……という生活を毎日続けていました。 でも、いくら頑張っても勝てないクラスメイトが何人かいて、「このまま正面から勝負しても無理だな」と感じるようになったんです。 それで、自分にしか歩めない道を探そうと思い、留学という選択肢にたどり着きました。

Q. 最初からビジネスに興味があったわけではないと伺いました。

A. はい、全くなかったです。むしろ哲学や宗教に興味がありました。 でも、語学学校時代に出会った投資家の方に「目的のない留学は意味がない」と厳しく指摘されて。 そこで「自分の興味の外にあるものを学ぶのが大学の意義」という言葉に背中を押され、あえて未知だったビジネスを専攻することに決めました。

Q. バークレーに進学する前はDVC(ディアブロバレーカレッジ)に通われていたんですね。

A. そうです。UCバークレーに編入するにはDVCが一番効率的だと聞いて決めました。 高校で燃え尽きていたので、「どうすれば最短距離でバークレーに行けるか」を重視して、語学学校NICからDVCへのルートを選びました。

Q. DVCではどんな学生生活を?

A. とにかく課外活動ばかりやっていましたね(笑)。 「JA@DVC」という日本人学生団体で副会長から会長まで務めたり、日本の高校生向けに留学情報を発信する団体を立ち上げたり。 GPAは最終的に3.99で、唯一苦戦したのが天文学の授業です。課題に天体観測やクレーターの年代並べ替えがあって、相当勉強しました。

Q. 学校外での生活環境はいかがですか?

A. 治安の問題があり、夜は外出を控えるようにしています。また、車がないと生活が不便です。 近くに大きなスーパーマーケットがないため、車を持っていれば良かったと思います。 さらに、家賃が非常に高いので、友人とシェアハウスをするなどして工夫しています。

Q. バークレーでの印象的な授業はありますか?

A. マーケティングの授業で、実際のグローバルマーケターが来てディスカッションをする回があって、「東アジアのどの国から商品を展開すべきか」を話し合ったのが面白かったです。 日本人としての視点を出しながら、他国の学生の意見を聞けたのは貴重でした。

Q. バークレーの魅力は?

A. 多様性ですね。キャンパス内にはいろんな人種・背景の学生がいて、それを活かすためのイベントや授業が豊富です。 生徒が自ら授業を開講できる「DeCal」など、インクルーシブな学びの場が整っています。

Q. 逆に、課題だと感じたことはありますか?

A. Haas(ハース校)は少人数制でディスカッションが多い分、留学生にはプレッシャーも大きいです。 ネイティブと比べて言語の壁や就職活動での情報格差もあるので、積極的に動かないと取り残される感覚もあります。

Q. ユニークな課外活動について教えてください。

A. 落語が好きだったこともあり、先輩と一緒に全米初の落語クラブ「落研」を立ち上げました。 アメリカ人に英語で落語を披露してもらったり、日本語訳を教えたり。文化の融合を意識した取り組みでした。 今ではその先輩は日本で落語家見習いをしているんですよ。

Q. その経験は就職活動にも活きましたか?

A. すごく活きました。面接でも「アメリカの大学で落語クラブ?」とかなり食いつかれました。 キャッチーかつ内容のあるエピソードだったと思います。

Q. 戦略コンサルを目指した理由は?

A. ビジネスを学ぶ中で、「戦略=ビジネスモデル」と「実行=マーケティング」が特に面白いと感じました。 その2つを深く学ぶ手段として、MBAと戦略コンサルの道がありましたが、より実践的な成長ができると思って戦略コンサルを選びました。

Q. ATカーニーに決めた理由は?

A. 「日本経済に貢献したい」という想いを持っていた中で、ATカーニーの代表・関灘社長が掲げる「2050年日本ユニコーン企業創出計画」に感銘を受けました。 若手でもビジョンに共感できる環境に惹かれて、入社を決意しました。

Q. これから留学を目指す中高生に一言お願いします。

A. 「自分がやりたいことは全部やった方がいい」と伝えたいです。アメリカでは本当に多くのチャンスが落ちています。 それを掴めるかは、自分がどれだけ素直に挑戦できるかにかかっていると思います。 勉強や忙しさを言い訳にせず、やりたいと思ったことは全部やってみてください。