
UC Berkeley Data Science専攻 〜 Rin

プロフィール
出身コミカレ | De Anza College |
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専攻 | Data Science |
進学先大学 | UC Berkeley |

インタビュー
Q. 日本の高校卒業後、どのようにしてアメリカに進学しようと決めましたか?
A. もともと高校時代に短期でオーストラリアに留学した経験があり、海外で学ぶことに興味を持っていました。 日本の大学に一度入学しましたが、コロナでほとんどがオンライン授業となり、思い描いていた学生生活とは違ったことから留学を考え直しました。 そこでNICという留学準備校の存在を知り、「今こそ挑戦するタイミングだ」と感じてアメリカ進学を決意し、De Anza Collegeを経てUC Berkeleyへの編入を目指しました
Q. 最初に通った学校はどこですか?
A. 最初は日本の大学に通ってました。 高校は静岡の富士市にある学校に通ってて、その後は一応受験して、大学に進学しました。学部は国際政治・経済系で、文系でした。 ただ、ちょうど入学したのが2021年のコロナど真ん中で、ほとんどオンラインで。1年間で実際に学校に行ったのって数ヶ月だけだったと思います。ずっと家で授業受けてる感じで、「これって大学生なのかな?」みたいな気持ちになっちゃって。 元々高校のときに短期でオーストラリアに行ったことがあって、海外にまた行きたい気持ちはずっとあったので、色々調べてたらNICっていう留学準備校を見つけて、「あ、こっちにチャレンジしてみるのもアリかも?」って思うようになりました。 そして、思い切ってアメリカ進学に切り替えることにしました。
Q. なぜデアンザカレッジを選んだのですか?
A. アメリカに行くなら、将来的にUC(カリフォルニア大学)への編入を目指したいと思っていたので、まずは編入実績が高いコミカレを中心に調べていました。 デアンザカレッジはUCへの編入率が特に高くて、UCバークレーやUCLAへの合格者も多いと知って、ここにしようと決めました。 サンノゼの近くで立地も良いですし、実際に通っていた人の体験談や評判も良かったので安心感がありました。 NICでも紹介されていて、進学手続きもスムーズだったのも理由のひとつです。
Q. デアンザカレッジでの成績はどうでしたか?
A. デアンザでは本当に頑張って、GPAは3.98まで上げることができました。 ただ、編入申請に使われるGPAはデアンザだけでなく、NICで取ったクラスも含まれて計算されるので、そこが少しネックになっていました。 正直、NICにいた頃は今ほど編入に対して具体的なイメージもなくて、「とりあえず単位取れればいいかな」ぐらいの気持ちで受けていた部分があり、そのときのGPAが3.5くらいとあまり高くなかったんです。 それが合算されて、最終的なGPAは3.85くらいになりました。
Q. どのようにしてよい成績をとり続けましたか?
A. まず、授業選びから気をつけていました。特に大学では、「Rate My Professor」といった評価サイトを使って、教授や授業の質を事前に調べました。 また私は数学に苦手意識があったので最初からプロフェッサーにメールを送っていました。 どのように対策すればよいかなどを事前に聞くことで教授と距離が近い状況になって授業を始めることができます。 そして何度かこの成績をもう少し上げてほしいとお願いすれば何とかしてくれる教授もいたりします。 相手は人間なので情に訴えたり、あきらめたりしなければより良い成績をもらえることもあります。
Q. なぜそのメジャーを選んだのですか?
A. 日本では文系だったのですが、実際にアメリカに行ってみると英語の文章が本当に多く、頭の中に入ってこなくて大変だと思っていました。 そんな時に数学の授業に行ってみたら、意外と理解さえすれば行けるなと思い、データサイエンスメジャーに理転しました。
Q. UC編入に向けて行った課外活動はありますか?
A. 一番長く関わっていたのは、デアンザのJSA(Japanses Student Associate)ですね。会計係として一年近く運営に関わっていていました。 音楽活動も続けてました。デアンザでは、定期的に開催されるパフォーマンスの機会があって、そこに友達と一緒に出て演奏したりしてました。 私はベースを弾いていて、歌える子と組んでアコースティックでやったりとか。そんなに大きな活動ではなかったですけど、自分の「好きなこと」としては大事にしてましたね。
Q. UCB卒業後のキャリアプランは?
A. まだはっきりとは決まっていませんが、まずはアメリカで2〜3年働いてみたいと思っています。 専攻がデータサイエンスなので、テック業界やデータ分析の分野を中心に就職活動をする予定です。 OPTを活用してアメリカ就職を目指しつつ、並行して日本での就活も進めています。 最終的には日本に戻るつもりですが、まずは海外での経験を積んで、自分の可能性を広げたいと考えています。 東京キャリアフォーラムや、秋のボスキャリにも参加予定です。
Q. これからコミカレを目指す人に伝えたいことは?
A. 日本では経験できないことが本当にたくさんあります。 いろんなバックグラウンドの人と出会えたり、価値観が広がったり、自分自身を見つめ直す機会も多いです。 ただ、お金やメジャー選び、単位の計画など、事前にしっかり調べておかないと大変なことになるのも事実です。 情報は待ってても来ないので、自分から取りに行くことがすごく大事。
Q. これからUC編入を目指す人に伝えたいことは?
A. UC編入は本当に「情報戦」だと思います。 知らなかったでは済まされないことが多くて、早め早めに動くことが大事です。 特にGPAや必要なクラス、出願のタイミングなどは自分でしっかり調べないと後で焦ることになります。 あとは、コミカレ時代をただの通過点にせず、自分なりのストーリーを持って過ごせると、編入エッセイとか面接のときにすごく強みになると思います。 正直大変だけど、頑張った分だけちゃんと結果が返ってくる道です。