
University of Washington - Sayaka
さやかさんは、山口県生まれ福岡県育ちで現在19歳。エドモンズカレッジでビジネスを学び、1年半での卒業を実現させ、ワシントン大学への編入を果たした留学生です。高校時代の交換留学をきっかけにアメリカ進学を決意し、計画的な履修と積極的な課外活動に取り組みながら、着実に道を切り拓いてきました。周囲の環境に流されず、今後も挑戦し続けながら成長していこうとする姿勢が印象的でした。

プロフィール
出身コミカレ | Edmonds College (WA州) |
---|---|
専攻 | Business |
進学先大学 | University of Washington (WA州) |

インタビュー
— 留学までの経緯 —
Q. なぜアメリカの大学進学を選んだのですか?
A. 中学1年生のときに母の友人宅にホームステイし、ワシントン大学を訪れた経験が原点でした。自然豊かなキャンパスに惹かれ、「ここで学びたい」という思いが芽生えました。
空港に降り立った瞬間、「故郷に帰ってきたみたい」と感じるほど落ち着ける場所だったことも大きな理由でした。また、両親もアメリカに滞在経験があり、小さい頃からアメリカという存在が身近にありました。
— コミカレから編入までの道のり —
Q. どこのコミカレに通っていましたか?
A. ワシントン州のエドモンズカレッジに通い、90単位の卒業要件を1年半でクリアしました。日本で事前に綿密に履修計画を立て、最初の学期から卒業・編入を逆算してクラスを選び、アドバイザーとも相談しながら進めました。
Q. 出願プロセスについて教えてください。
A. 成績とともにパーソナルステートメント(志望理由書)や英語試験(TOEFLなど)を提出しました。英語に苦手意識があったため、何度もチューターに見てもらいながら文章を練り直しました。
Q. エドモンズカレッジでの成績はどうでしたか?
A. GPAは3.85前後でした。メジャーにもよりますが、ワシントン大学を目指している周りの人と比べると平均よりちょっと下だと思います。
— 課外活動と留学生活 —
Q. 課外活動では何をしていましたか?
A. インターナショナルカルチャークラブを設立し、プレジデントを務めました。週1回のイベントで各国文化を紹介し合い、日本ではカルタやお菓子を用いた交流も企画しました。
また、JIAという日本人団体にアンバサダーとして所属し、成人式の運営などを手伝いました。他にも学生寮でRA(レジデントアシスタント)として働いたり、Buchi留学のセールス班での活動を行いました。
Q. 印象的だった出来事は?
A. 勉強漬けの日々で「徹夜の課題」が一番印象に残っています。華やかな留学生活ではなく、むしろ自分を追い込み、やるべきことを詰め込んで走り続けた毎日でした。
もっと遊んでおけば良かったと思いつつも、努力を重ね続けました。また、春に見た桜の美しさも、心に残る瞬間でした。
— 今後の目標と学び —
Q. 将来のキャリアプランは?
A. アメリカでの就職を目指しているものの、具体的な職種はまだ模索中です。会計士の資格を取って働く道も選択肢のひとつだと思いますし、将来的には自分で会社を立ち上げたいという思いもあります。
ただ、何の事業をやるかまでは具体的に定まっていないので、これから本気で考えていく段階です。「仲間が必要」だから、今後は人とのつながりを大切にしながらキャリアを形にしていきたいです。
Q. 留学を通して一番の学びは?
A. 「間違いを恐れず挑戦すること」です。英語に対する恐怖心が強かった中、現地の友人から「母語が日本語で英語を学んでいるあなたはすごい。間違えてもいいんだよ」と言われたことで考え方が変わりました。
外国人が下手でも日本語を話そうとすれば尊敬できるように、自分も英語で挑戦すること自体に価値があると気づきました。その経験から、恐れずに一歩を踏み出し、失敗しても学びに変える姿勢こそが最大の学びとなりました。
— これから留学を志す人へ —
Q. これから留学を志す人に伝えたいことは?
A. 「とりあえずやってみること」です。失敗しても必ず助けてくれる人はいますし、どん底に思える状況でも支えてくれる存在が必ず現れると実感しました。
何もせずに悩むより、まず挑戦してみて、もしうまくいかなかったらそのときに考え直せばいい。学生のうちはいくらでも失敗できるし、それ自体が学びになる。だからこそ、恐れずに一歩踏み出してほしいと思います。