MUM Business Management - Ayaka
フロリダのコミュニティカレッジからMonash University Malaysiaへ編入したあやかさんに、進路選択の背景、編入準備、Monashでの学び、キャンパスライフ、そして将来の目標と受験生へのメッセージを伺いました。
プロフィール
| 出身コミカレの州 | フロリダ |
|---|---|
| 専攻 (副専攻) | ビジネスマネジメント |
| 進学先大学 | Monash University Malaysia |
インタビュー
— 留学までの経緯 —
Q. 日本の高校卒業後、どのように進路を決めましたか?
A. 私は愛知県の公立高校の国際系の科を卒業しました。昔から映画や海外のカルチャーに憧れがあって、海外大学進学を目指したい気持ちは強く持っていました。
コロナの時期と重なりましたが、「ここで挑戦しなければ一生後悔するかも」と思い切って渡米を決意しました。
Q. なぜフロリダを選んだのですか?
A. 実はラテン文化が大好きなんです。音楽やダンス、明るい雰囲気にすごく惹かれていました。
フロリダは天気が良くて気候も合いそうだと感じて、「ここなら楽しく生活できるかもしれない」と思いました。最初から「ここで学ぶんだ」と自然に決められた気がします。
Q. その後、なぜモナッシュに進学することにしたのですか?
A. 理由はたくさんあります。フロリダの生活はとても楽しかったのですが、飽き性な性格もあって「次の挑戦をしたい」という気持ちが強くなっていきました。特に編入を考えた四年制大学は田舎すぎて、車がなければどこにも行けない、バスも一時間に一本という不便さがありました。もちろんフロリダが嫌いになったわけではありませんが、もっと社会とつながれる環境に身を置きたいと思ったんです。
そんなとき起業家プログラムに参加して、ある起業家さんから「東南アジアには大きな可能性がある。ビジネスを学びたいなら現地に行って直に感じた方がいい」と言われたんです。その言葉に強く背中を押されて、「なるほど、そういう選択肢もあるんだ」と視野が広がりました。
そこから東南アジアの大学を調べ、最終的にマレーシアのMonash Universityに出会い、「ここなら挑戦できる」と感じて編入を決めました。
Q. マレーシアに行くって、かなり大きな覚悟が必要だったのでは?
A. 確かにそうですが、実は全然そんな感じじゃなくて、何も考えていなかったんです。フロリダも一度も行ったことがないのに行ってみて、それが普通に楽しかったんです。
また、コミカレ時代にHonor's Programでオランダに短期留学したときも、“行ってみよう”で行って、結果すごく楽しかったです。そういう成功体験があったので、今回も特別に構えずに挑戦できました。
— 編入準備・出願 —
Q. GPAはどのくらいでしたか?
A. フロリダ時代はGPA 3.98でした。Bが1つで、残りは全部Aです。周りにMonash編入の前例がほとんどなかったのですが、かなり高めが求められていたんじゃないかと思います。
Q. 課外活動は?
A. フロリダではかなり活動しました。生徒会組織、留学生の学生クラブ、PTKのイベント運営、SDGs系クラブの立ち上げ、SNS活動、オランダへの短期留学です。
どれも楽しかったです。コミュニティに関わると、人とのつながりができて、そこからまた新しい挑戦が生まれるんですよね。
Q. 編入の仕組みはどうでしたか?
A. マレーシアの大学は3年制なので、日本やアメリカのように「3年次編入」という形は取りません。私は「一年生だけど、実質二年生」みたいな立場からスタートしました。
Q. Monashへの出願プロセスはどんな流れでしたか?
A. 基本的にはカリフォルニアの大学に出願するのと似ていて、成績提出、レジュメ、エッセイ(3つほど)が求められました。
カリフォルニア出願の話を聞いていたので「似てる」と感じ、手順はシンプルで特別に難しいことはありませんでした。
— 学びと授業環境 —
Q. Monashではどのような専攻を選びましたか?
A. ビジネスの中でもマネジメントを専攻しています。最初のコミカレではSociologyを専攻していました。理由はシンプルで、『自分って社会のことを全然知らないな』と思ったからです。いきなりビジネスを学ぶ前に、まずは社会の仕組みや人との関わりを理解する必要があると感じたんです。
実際にSociologyを学んでみて、社会の構造や人の行動を知ることが、自分の視野を広げるのにすごく役立ちました。その上で、“将来的には自分でビジネスを持ちたい”という気持ちが強くなっていって、やっぱり経営やマネジメントを本格的に学ぶ必要があると感じました。そして最終的にBusiness専攻に変えました。
Q. 授業やクラスの雰囲気はどんな感じですか?
A. フロリダのコミカレでは1クラス20人くらいの少人数で学んでいましたが、Monashでも同じくらいの規模感で授業を受けています。教授が積極的にディスカッションを促すので、ただ聞くだけでなく、自分の意見を発言したりグループで話し合ったりする機会が多いです。学生はマレーシアや近隣諸国の出身者が多く、スリランカやラオスなど、これまで接点のなかった国の友人とも出会えるのが新鮮です
Q. 英語環境の違いはありますか?
A. アメリカ英語と比べると、マレーシアのローカル英語はかなりクセがあって、最初は「別の言語みたいで全然わからない」と戸惑いました。もちろんインターナショナルの学生は比較的聞き取りやすい英語を話すのですが、ローカルの人たちの会話は強いアクセントがあって、今でも苦戦することがあります。
— キャンパスライフ —
Q. Monashのいいところは?
A. 交換留学制度が大きな魅力で、3年間のうち最大1.5年を海外で過ごせ、2か国まで行けます。次セメスターはオーストラリア、その後はフランスにも挑戦したいです。
授業は少人数で先生との距離が近く、キャンパスは新しくコンパクトです。周辺はモールや他大学があり学生の街の雰囲気で、生活動線が短く暮らしやすいです。物価もアメリカより安いと感じます。
Q. 大変だったことは?
A. 宗教や文化の違いです。マレーシアはイスラム教徒が多く、ジェンダーやLGBTQの価値観はアメリカより保守的に感じました。
英語も独特で、ローカルの英語は聞き取りが難しいことがありますが、「別の英語に出会っている」感覚で面白さも感じています。
Q. アメリカとマレーシア、それぞれの生活で居心地の違いは?
A. 私は多分、アメリカの方が合ってたのかなって思います。差別を受けたこともゼロではなかったけど、そこまで大きなものではなくて、『まあそういうものだよね』と受け流せていました。マイノリティとして過ごしていても、そこまで辛いとは感じなかったです。
一方でマレーシアに来ると、自分がマジョリティ側に近い立場になるんです。だから居心地はいいと思います。日本にいる時と同じような“普通”の感覚に近いんです。ただ、日本よりはまだ少し雑多で、多様な人が混じっている感じですね。
Q. Monashのキャンパスや周辺環境はどうですか?
A. キャンパス自体はアメリカの大学に比べるとコンパクトですが、綺麗に整備されていて快適です。周辺は財閥が街づくりをしていて、モールや飲食店、他の大学も集まっているので「学生の街」といった雰囲気です。Uberを使わなくても生活に必要なものはほとんど揃うので、不便はあまり感じません。暮らしやすさという意味ではとても良い環境だと思います。
Q. 印象に残っている出来事はありますか?
A. フロリダ時代のパーティー文化です。日本にいた頃はパーティーに対してあまり良いイメージがなかったのですが、実際に参加してみると「友達と深くつながれる場」であり「新しい人と出会う場」でもありました。その経験で、パーティーが単なる遊びではなく大切なコミュニケーションの場だと知れたのは大きかったです。
— 将来・アドバイス —
Q. 卒業後の進路について考えていることは?
A. 正直、今はまだ模索中です。ただ、コンサルティングには興味があります。コンサルでは幅広い業界に関わりながら多くを学べると聞いていて、「次のステップに進むための力をつけられる場」として魅力を感じています。
長期的にはヨーロッパに住んでみたい気持ちもあります。ただ現実的には、まずは日本で経験を積んで社会的信用を得てから、次のステップとして海外へ出る方がいいのかなとも考えています。海外就職はビザの壁も大きいので、最初から無理に狙うよりもステップを踏んで挑戦する方が現実的だと思っています。
Q. 数年前の高校生だった自分に何か伝えるとしたら?
A. もっと課外活動をやっておけばよかったなと思います。私の高校はすごく安定主義の人が多くて、『国立大学に行けばいい』みたいな考えで、それを植え付けられてきました。でもそれが唯一の正解じゃないし、必ずしも正しいわけじゃないと思います。
勉強するだけじゃなくて、外に出て社会とつながったり、コネクションを作ったりしていたら、もっと違ったのかな、と今は思います。高校生の自分には『挑戦してみてもいいんじゃない?面白いよ』と伝えたいです。
Q. これから留学を志す中高生にメッセージをお願いします。
A. 絶対に『行きたい』とか『挑戦したい』と思った気持ちは信じて突っ走った方がいいと思います。日本は安定志向が強い社会だから、周りから「日本の大学にした方がいいよ」と言われることもあると思いますが、自分の気持ちを信じるのが大切です。
その気持ちを信じて一歩踏み出せば、それが小さな成功体験になって、また次の挑戦でも成功体験につながって、人間として成長できると思います。そうやってどんどん楽しくなっていくはずです。周りがどうジャッジするとかじゃなくて、自分がやりたいことにパッションを向けられる人生にしたら、それが一番だと思います。
あやかさんの活動紹介
あやかさんは留学情報を発信するインフルエンサーです